〜続続・口の上手い男インド代表〜 参考過去ログ(インド旅行記ライババ編) いやー、やっぱりライババさんは凄いなあ。あの時と変わらぬ強烈なオーラ、そしてこの占いババにも匹敵する占いの的中率!! ウラナイババとライババって響きがそっくりだしね。……と思ったら、まだ中学生でも出来る掴みトークとエロ話しかしてなかった。 もちろん、今のところは日本のサウナや居酒屋でおっさん一人捕まえれば聞けるレベルの談話だが、しかし彼の本領が発揮されるのはこれからだ。なんといっても、ライババさんには3年前オレの未来と過去の出来事を全て的中させたというすさまじい実績がある。サウナのおっさんとライババを一緒にするなんてことは、両方に失礼だ。 ただ、オレの未来と過去が3年前既に全て占われ済みということであれば、もう今日は別に来る必要なかったんじゃないのという意見もあるかもしれないが、そんなことは無い。ここで素性を隠してもう一度占いを受け、そして全く同じことを言われてこそ本当にライババさんの凄さがわかるんじゃないか。ふっふっふ……、我ながらなんてイヤらしい奴。こんなことをしていると、日本占い師協会から抗議のFAXが来そうである。よかった、うちにFAX無くて。 ということで無駄話はこれくらいにしてライババさんの話を聞こう。 「では望み通り、これからキミのフューチャーについて占ってしんぜよう」 「やった!! 僕はこれからどんな人生を過ごすんだろう。気になるなあ。でもちょっと怖いなあ。未来を知るということは絶望することでもあるかもしれない。でもワクワク」 「……ほほう、見えて来たぞ。なるほどなあ。……キミはどうやらかなりのロングライフ、健康で長い人生を送るようだ。うん……、キミは、86歳まで生きることができる」 「おおっ、そんなに長くですか」 「ああ。そうだ」 そうか〜、86歳までか〜〜。そんなに生きられるのか〜。 …………。 あなた、たしか前回は95歳まで生きられるって言ってましたよね?? いきなり違ってるやんけっっ!!! 9年も! 9年も寿命が縮んでいるっっ!! 元が長いからそんなにピンとこないが、9年寿命が縮むってものすごいことだぞっ!!!! 一応さあ、オレの名前と生年月日を元にちゃんと魔方陣みたいなのを作って占ってるんだぜ?? オレ改名してないし生年月日も変わってないしっ!!! それなのに占い結果が変わるってどの時点から適当なんだよっっ!!!!! ……生年月日って3年も経てば変わってくるもんだったっけ? 違うよね?? 小桜セレナとか夏川純は途中で変わったけど、オレは別に年齢詐称してないもん。将来アイドルとしてデビューする時になったらするかもしれないけどさ。 いや〜、そうなるんじゃないかと思ってはいたけれど、一発目でいきなりインチキ認定されましたねあなた。別にオレが何か悪さをしたわけじゃなくて、自分の力で認定しましたよね。ああ、悲しいぞっっっ(号泣)!!!!! …………。 いやいや、待ちなさい。そんなにライババさんを責めちゃかわいそうです。 ダメです、お年寄りをいたわらなくちゃ。なにより、僕はあの時ライババさんの信者になったはずではないですか。教祖さまを信じられなくて何が信者ですか。そうです。変わったのはライババさんの占いではなくて、僕の手相なのです。名前と生年月日以外にも、手相も見て占いをしているんですライババさんは。そういえば僕は某宗教団体の幹部の方のように、フライパンに手を押し付けて指紋を消したことがあるような気がします。だからこの前とは違っていて当然なのです。 「うむうむ、キミは将来ベリーリッチになるな。金持ちになり、そしてまた身の回りに物が溢れる、裕福な生活を送ることができるだろう」 「わーいやったー」 ほらほらほらっ!! 同じじゃん! 同じこと言ってるじゃん前と!!! ね、前も「キミは将来マハラジャのようにリッチになるだろう」て言われたし、これはもう証明じゃん。本物の証明じゃん。だって、並の占い師だったらここでは「キミは貧乏になるだろう」って言っちゃうよ? ……いや、それは言わないか普通。でも貧乏までは言わないとしても、並の占い師だったら「キミは将来中流家庭の人間として生きていくだろう」くらいは、きっと多分、わざわざ海外から来た客に言わねえか……。 ていうかいいじゃん細かいことは。たとえライババさんの予言が前と違っていたって、それを彼の予言パワーが成長したからだと取ることはできないだろうか。できるよな。うん、できる。そうだ、まだ3年前は修行中の身で、いくつかは間違えちゃったんだよ。今日こそが完成されたライババさんであり、今回こそがサイババの弟子という偽りの衣を捨てて純粋な占い師に進化してのパーフェクトな予言であるのだ。この前はリハーサル、これが本番なのだ。ではおとなしく続きを聞こう。 「これから先々まで、家族のサポートが受けられると手相には出ておる」 「ははー(平伏)」 「なんと、今後キミは引越しをすることがあるようだ。うん、必ず将来引越しをするな。これは確実だ」 「ええっ、そうなんですかっっ!! まさか引越しだなんてそんなビックリ!!」 いや〜〜、やっぱりプロは違いますなあ。なんとなく、当たりそうな気がしますもんその予言。全然外れる予感がしませんもん。 オレは早くも興奮し、この気持ちを伝えるために声を大にしてライババさんを讃えた。 「すごいですライババさん。僕は感動しました。どうしてあなたはそんなにいろいろなことがわかるのですか?」 「それは、サイババがあなたを見ているからです。どんなに遠くにいても、全てのことをサイババは見通しているのです」 「…………。サイババですか??」 ……あの、サイババって言っちゃってますけどこの人。そ、そうだ、今日はただの職業占い師だという設定を、ライババさん自身はまだ把握してないんだった。ということは、本人はいつも通りサイババの弟子の気まんまんなのか。純粋な占い師として話していると思っていたけど、まだ全然偽りの衣を被っていたんですね(号泣)。 オレは無垢なムクのような純真な表情で、「あれっ? おかしいなあ?」とムンナの方を見た。さっきあなた、ライババさんはアガスティアさんと違って特にサイババとは関係無いと言っていましたよね。でも本人はサイババがなんとやらと仰せになっていますよ? どういうことなのでしょう? この矛盾をどう切り抜けるのでありましょうかあなたさまは?? するとムンナは、心の焦りを努めて隠匿しながら、あえて笑顔で言った。 「サイババは、みんなの神なんです! だからインドにいる人は、みんなサイババを拝むんです(汗)!」 「フーン……」 なるほどね〜、サイババはみんなの神、だからただの占い師のライババさんも、つい思わず名前を出しちゃったのか〜〜。ウソつけ。 ムンナはもうオレに無垢なムクな目で見つめられるのに懲りたのか、いきなりライババに向かってオレにわからないヒンディー語でベラベラと喋り出した。なるほど……、今彼らは、設定の擦り合わせ中のようです。「今日はこないな段取りになってますやさかい、あんさんサイババとは関係ないってことで頼みまっせ」とムンナからライババへ伝言中です。うーん、言葉自体は全然理解できないのに、なんてバレバレな会話なんだろう。 悪党話し合いが終わると、ライババはオレを諭すように優しく言った。 「イエス、そうなんだ。私は長いこと占いを行っているが、いつもサイババへの尊敬の気持ちを持っているんだ。サイババの生徒でない者であっても、インド人は全員がサイババへのリスペクトを忘れないのである」 「ははー、そうでありましたか(平伏)」 とってもわざとらしいフォローご苦労様です。さりげなく「自分は別にサイババとは関係が無いのである」ということをアピールしましたね? ようやくちゃんと設定を把握したのですね……。でもなんかすみません、ムンナの根回し不足のせいでライババさん自ら言い訳をさせちゃって。 でもさ〜、なんかよく考えてみたらさ〜〜、サイババと関係無いんだったら、「ライババ」っていう名前が根本的におかしいだろうがっっ!!! どう考えてもサイババありきの名前じゃねーかそれはっっ!!! ライババという名を名乗っておきながら「私はサイババとは関係ありません」って説得力無さすぎなんだよっっっ!!!!! ま、次に行くか……。 「あのー、ムンナさん。ライババさんの占いはとてもよく当たるらしいですが、将来のことってイマイチ実感が沸かないんですよね。なので、そろそろ過去のことについて的中させてくれませんでしょうかね? どうかお伝えくださいライババさんに」 「わかりました」 エロ通訳のムンナが要望をライババに伝え、話題は未来から過去へと切り替わることになった。やはり先のことは正解かどうか見極めるのは難しいからして、ここは思う存分今までのオレの人生を暴いて、バラナシのツートップの凄さを見せ付けてほしい。 「いいだろう。では今度はキミの過去について占ってみよう」 「ぜひともお願いいたしマッスル」 「……そうだなあ、学生時代から今までで、3回は仕事を変えたな?」 「ぎょおっ!!! 変えました! たしかに3回以上仕事を変えました!!」 「フォッフォッフォ。そうか。では、今までに法律やルールを破ったことがあるだろう? バイクを運転している時に、交通違反で警察に捕まったな?」 「あなゃ〜〜っ!! 当たってる!! 凄いっっ(泣)!! 捕まりました! 確実に捕まりましたっ(号泣)!!!」 「フォッフォッフォ。やはりな。これから将来もよく気をつけないと、いらぬトラブルに巻き込まれることになるぞ」 「はいっ。ぜひとも肝に銘じさせていただきます(涙)」 ……なんだなんだ。いきなり2つ続けて、本当に当たってるじゃないか。思わず感動の号泣をしてしまったぞ。めちゃめちゃ具体的な内容というほどではないが、20代後半で3回も仕事を変わっている人間というのは確率的にはそんなには多くないのではないだろうか? これを的中させるというのは凄いことではないだろうか?? 「いや、20代だろうがなんだろうが、何度も職を変えるなんて全然普通じゃん。そんなの当てても凄くもなんともないよ」と思った人がいるかもしれないが、そう思ったあなた、僕と同類のドロップアウト側人間ですね? 違うんですよ。僕たちが異常なだけで、世間一般の真面目な人たちは、ちゃんとひとつの会社で一生懸命働いているんですよ。僕たちみたいなろくでなしが普通だとしたら、日本は発展途上国になってしまいます(号泣)。日本の優秀なみなさん、足を引っ張ってすみません(涙)。 悲しいので話を元に戻してもうひとつの「バイクで交通違反」、これもなかなかピンポイントじゃないか。大学時代カッコつけて似合わない400ccバイクに乗っており、何度かお巡りさんに捕まったことがある(ふっ……オレはワルだったんだぜ……)。今は貧乏で自転車しか乗れないからゴールデン免許だけど、しかしそんな何年も前の出来事を当ててしまうなんて、これはライババさん凄いぞ。いやー、なんか、鳥肌が立ってきた。 やばいなあ。もしこのままどんどん占いが的中したら、あまりにも心を鷲掴みにされすぎてこの場でオレはライババさんに弟子入りしてしまうかもしれない。そんなことになったら旅は終わるし、今後の人生をこんな変質者の国インドで過ごすことになってしまう。ああ、なんて恐ろしいんだ!! ライババさんの神にも匹敵する占いは!!! 「あとは……金のトラブルが見えるな。友人に金を貸さない方がいいぞ。以前に友人と金に関するトラブルを起こしたことがあるね?」 「金のトラブルですか〜。う〜む。…………。いや、無いっすね」 「…………」 「い、いや、あったかな……。やっぱり無いなあ。あ、友人じゃなくて、インド人にボったくられてトラブったことはたくさんありますけど。ハハッ」 「ワーーハッハ!!」 「あははっ!」 「ワッハッハ。そうだったか……。では次は恋愛についてだが、16歳から20歳までの間に……」 「ええっ!?」 ちょーっと待てオーーーイッッ!!!!! コラッ!! なんであっさり先に進んでるんだっ!!! 金銭トラブルの話はどうなったんだよっっ!!!! 友人との金のトラブルという占いは外れているのに、「インド人には騙されました」とオレが言ったところでライババもムンナも声を上げて笑い、なぜかそのまま「うまいジョークで場が和んだところで次にいきましょう」みたいな展開で当たったかどうかはさて置いて次の話に行こうとしている。おまえら、完全に笑って誤魔化そうとしてるだろ?? ここは責めちゃダメなの? 1回外れたくらい大目に見るの? その前は連続で当てたんだから?? それもそうですね。じゃあ責めません。 「16歳から20歳までの間に、」 「はい、なんでしょう」 「彼女とか、好きな人がいたな?」 「彼女とか、好きな人」って!! 「彼女とか、好きな人」ってなんだよっ!! 「彼女」だけでいいだろうがっっ!! オレがあまりにもモテなさそうだから不安になってすかさず「好きな人」を追加したのかこのヤロー!!!! 3年前も同じこと言ってたなこの人そういえば……。だいたい、「好きな人」に加えて16歳から20歳っていくらなんでも幅広すぎだろう。思春期の5年間なんて、チベット密教の修行僧でも好きな人くらい出来るぞ?? この占いが外れる時というのは、実はオレがまだ15歳以下だったという時だけだろう。たしかに精神年齢は15歳から一切成長していないが、肉体年齢は無駄に重ねているので現実にはもうすぐ30だ。って無駄に重ねてるってどういうことだよっ!!! なめてんのかコラっ!!!! オレがなかなか返事をしなかったので、ムンナが促すように聞いてきた。 「どうですか? 当たっていますか?」 「ムンナさん、そりゃ当たってるけどさあ、でも10代後半なら好きな人くらい誰だっていたに決まって」 「(ライババに向かって自信満々で)イエス!!」 「フォーフォッフォ。そうか。当たってたか」 出たなオイっ!! 相変わらずのライババ劇団っ!!! 年月を経ても変わらぬ素敵なチームワーク(涙)!!! 懐かしいぞこの展開。ほんと無理やり当たってることにしますよねあなたたち……。そうやって強制的に当たりにしてもこっちは「すごいなあ」とは全然思わないんだから、あんまり意味無いと思うんだけどなあ…… 「20歳から25歳までの間に、ガールフレンドがいたね?」 「今度はちゃんとガールフレンドですか。はい、いました。本当だぞっ!! オレの名誉のために!! オレだって彼女の一人や二人くらいいたんだよっっ(各方面に向けて)!!!」 「フォッフォッフォ。やっぱりな。じゃあ、さっきの16歳から20歳までの好きだった女性と、そのガールフレンドは違う人物だな?」 「違いますけど。でもそりゃあ違うでしょう。だって10代後半と20代前半じゃあ誰だって生活環境が変わるし住む場所だって」 「(ライババに向かって自信満々で)イエス!!」 「フォーフォッフォ。そうか。当たってたか」 だからなんでムンナが自信満々で正解を宣言するんだよっっ!!! おまえがオレの過去の何を知ってると言うんだっっ!!! このドアホっ!! デブ!!!! 筋肉バカ!!! 「26歳から30歳までの間、この期間、結婚したいなと思った彼女がいたり、もしくは彼女の方から結婚してくれと言われたことがあるな?」 「残念ながら結婚なんて考えたことありませんねこりゃこりゃ」 「なんだと。この間がおまえにとってのチャンスだったのに! どうやら結婚のチャンスを逃してしまったようだな」 「えーーっ!! そんなっ!! せっかくのチャンスを逃してしまっただなんて!! ああ、なんということでありましょうか!!!」 って毎度上手く誤魔化しやがってコラッッ!!!! 後付けの「チャンスを逃がしたようだ」はやめろっつーんだよっ!!!! それが通用するんなら、どれだけ外したって「チャンスを逃がしたようだね」だけ言ってりゃ済んでしまうだろうが!!!! 「キミは時々、ガールフレンドとか、もしくはお母さんに、お金をもらったことがあるね?」 「だからさあ、ガールフレンドだけならいいけど『お母さん』っておかしくない? お母さんだよ? たしかにお母さんからお金もらったことはあるけど、それは誰でも」 「(ライババに向かって自信満々で)イエス!!」 「フォーフォッフォ。そうか。当たってたか」 「またかよっっ(涙)!!」 「キミは一人の女性のことをず〜っと、もしくは時々、考えていますね?」 「あのね、だから、『時々』をつけたら何でもありですよね?? 考えますよ。そりゃ時々は女性のことを考えますよ、でもね、」 「(ライババに向かって自信満々で)イエス!!」 「フォーフォッフォ。そうか。当たってたか」 「あの〜(涙)」 「では過去には2年、いや、長くて3年くらい付き合ったガールフレンドがいるね?」 「それはいません〜!! だいたいオレと付き合う女性は何ヶ月かするとオレの人間性にあきれて去って行くから、そんなに長いガールフレンドはいません〜(号泣)」 「ほお、いないのか」 「はい」 「では短い期間のガールフレンドでもいいが、キミはその時に浮気をしたことが……」 「お〜いっ!!! 『では』じゃねーだろっ!! ちょっと待てオイっっ!!!」 ……なあ、外れた占いに関しては無視か?? 3年付き合った彼女がいるねっていうの100%外れてるんですけど、なんの反省も無しに先に進んでますよね?? というかむしろ「では短い期間のガールフレンドでもいいが」って、さっきのは占いじゃなくて前フリだったみたいな扱いにしようとしてますよね?? クイズ番組の「○○といえば○○ですが、では□□といえばなんでしょう?」という問題の、「○○といえば○○ですが」の部分にしようとしてるだろ外れた方の占いをっ!!!! ムンナもイエスだけじゃなくて、外した時も「ノー!」と自信を持って言えよ!! 正真正銘のイエスマンかおまえはっっ!!! 「ガールフレンドがいる時に、浮気をしたことがあるだろう!!」 「無いです。いつもする気はまんまんですが、少なくとも今までは浮気はしたことがありません」 また外れだぞ!!! 浮気なんてしたこと無いんだよオレは!!! だいたい、一人の女性に気に入られることすら奇跡なのに、その奇跡の女性と付き合っている最中にもう一人の女の人といい仲になれるなんてそんなもの凄いことが起こり得ると思うか?? よく考えてみろよあんた。オレのモテなさ具合で浮気なんて出来るわけが無いだろ。道徳的にいいことだ悪いことだと言う前に、物理的に無理なんだよ。ってうるせえんだよっっ!!!! おまえのせいだっ!!! オレがモテないのはインドに来たせいだっっ!!!! おまえらと絡んだせいでモテないオーラがうつったんだよ!!!! 「無いのか? 浮気じゃなくても、デートをしている時に、彼女じゃなくて他の可愛い子を見てしまったり、そういうことがあるだろう」 「いやそれはありますけどっ、別に見るだけだったらそんなの当たり前に」 「(ライババに向かって自信満々で)イエス!!」 「フォーフォッフォ。そうか。当たってたか」 ぬお〜〜〜〜〜(号泣)。 おまえら、なんやねんいったい……。どういう無謀な自信があるとこれでバラナシの占いツートップを名乗れるんだよ。ああ、転職と交通違反が当たっていたのはやっぱりたまたまだったのか(涙)。考えてみれば、仕事を変えずにコツコツと真面目に働いている人が、バックパッカーでふらふらインドに来るわけがないよな……。 昨日宿で見た情報ノートには、「ライババという人に占ってもらったら本当にズバズバ当てられてビックリしました」という日本人の書き込みが何件かあったのだが、もしそいつらがネタで書き込んでいるんじゃないとすれば、正真正銘のアホである。この占いを聞いて当たってる、わーすごいと思ってしまう人間というのは、この世界に存在するあらゆる詐欺に引っかかることが出来るのではないだろうか。 そのようになんでもかんでも信じてしまうアホな女性には、オレはぜひ会ってみたい。そして、「オレさあ、今は貧乏旅行してるけど、本職は月収1億万円のIT企業兼芸能プロダクションの社長なんだぜ。どう? 愛人にならない?」と本気で騙しにかかりたい。旅先だし、インドだし、多少悪さをしても捕まらないだろうから。 というのはほんの軽いジョークです。 まだまだライババ占いは続く!! 今日の一冊は、新ゴーマニズム宣言SPECIAL靖國論 |