〜楽しい密林4〜





 森の中を歩いていて死のサソリに出会うのは、ドラクエの世界だけで十分である。
 思えば20年近く前、伝説の勇者ロトの血を引くというテレビの中の
勇者つよしは棍棒を振りかざし勇敢にサソリに立ち向かっていたが、いい年した大人になり実際にマレーシアでサソリに対面したニートつよしは、チンブラヤッホー♪と奇声を発しながら棍棒ではなく股間の珍棒を振り回すのみであった。
 ちなみに、なぜここのところ股間がこんなに(振り回せるほど)フリーな状態かというと、元々の湿った空気の上に蚊取り線香の煙でいぶされるため、暑さに耐えられず
全裸になっているからだ。何しろこの小屋はもちろん、周りにも半径数kmは人がいないだろうから、突然女性旅行者なんかが入ってきて「キャー! 変態!! なにやってんのよ! ……チラッチラッ(目を覆った指の間からちらちらと盗み見ながら)」と叫ばれることもなかろう。
 せっかくなので、全裸のままサンダルだけはいて小屋から出て、少しだけジャングルをうろちょろしてみた(本当の話)。
 いやー、
これは非常に開放感があって良いぞ。何か原始時代、いや、猿人の頃の遺伝子が目覚めた気分であり、なんだか懐かしさすら感じる。ただ、やぶ蚊が凄くて常時体をはらったり駆け足を続けなければならないのが、面倒くさくて残念である。
 冷静に自分の姿を見つめてみると、密林の中で全裸で手足や全身をさすりながらガニ股でその場駆け足する男という
現世を超越した異次元の変態の姿であるが、万が一人間が通りかかったとしても、場所柄わいせつ物陳列罪で逮捕されることもなく、ジャングルに住む未発見の部族(裸族)だと思われ保護される程度だろう。

 蚊の襲撃はもちろん、はさみアリや蛭やサソリが怖いのですぐに小屋の中に戻り(じゃあ裸で出て行くなよ)、いよいよ寝る準備にかかったのだが、変態行為を止め動きもストップし落ち着いてみると、やって来たのは蛭やサソリの代わりにジャングル級の恐怖心だ。
 もちろんローソクは一定時間の後に燃えつき、パソコンもバッテリーを使い切ってしまうわけにはいかないのでシャットダウン。すなわち真っ暗闇だ。この電気と人気のない粗末な小屋、その闇の中での恐怖はなによりも一番に
霊的な物が出ないだろうかという怖さであり、そして次にドアに鍵がなく壁も空いていて野盗のような者に襲われないかという怖さであり、さらにはドアに鍵がなく壁も空いていて大蛇やヒョウやサソリなどの人間を襲う動物が入ってこないかという怖さである。なかなかここまで揃い踏みすることは珍しい、怖さの三国同盟ともいえる究極の恐ろしさだ。もし名画「モナリザの微笑み」をこのブンブンヨンにひと晩保管しておいたら、まず間違いなく翌朝にはムンクの「叫び」に変わっているだろうと思われる、モナリザも泣き叫ぶルネサンス級の恐怖である。
 当然、そんな恐怖の中で寝られるわけがない。朝から晩まで1日中走り回って遊び倒し最後に「モンプチ缶 子猫用 ビーフのやわらか仕上げ」をたらふく食べて爆睡体制に入っている子猫でも、この場に連れて来たら
あまりの怖さでひと晩じゅう目がギンギンであろう。
 それに加えて、むき出しの木のベッドには一応パキスタンで買ったマントを敷いたのだが、それだけでは全然クッションが足りない。仰向けになると、体中の骨が固い木のベッドでぐりぐりされ、どうしようもなく痛いのだ。うつ伏せならばたわわな腹の肉が動物性マットレスというか肉布団になるのだが、以前読んだ産婦人科のQ&Aコーナーでは「うつ伏せ寝は必ず保護者の目の届くところでさせましょう」と書いてあったので、近くに保護者がいない今の状況では、オレはうつ伏せになるわけにはいかないのである。
 怖くて痛くて寝られない夜は、なっがい長い。思い起こせば、今までの旅でも長い夜はあった。スーダンで食中毒になり腹の激痛で眠れなかった夜。ラスベガスで盲腸になり(なるなよ)腹の激痛で眠れなかった夜。インドで謎の下痢になり腹の激痛で……、
腹ばっかりだ(涙)。とにかく、それらの苦しみの夜と比べても、このジャングルでのたった一人の恐怖の夜というのは、それらの夜と比べたら全然マシだな……。
 スヤスヤ……(就寝)。
 
 さて、なんだかんだ言って寝付いたのはもはやジャングルが朝の空気でほんのりと白みがかる頃であり、いろんな種類の悪夢からようやく脱出し生物の騒音と暑さで目が覚めたのは午前9時半であった。
 それにしても、床が硬くてなおかつ恐怖の中で寝ると、
散々な悪夢にうなされるものである。真剣に林の中で謎の人食い怪獣やらジェイソンやらオニババやらに追いかけられる夢を何回も繰り返し見た。しかも、ふと目が覚めて「あ〜、ゆ、夢だったんだ……」と思っても現実の状況も悪夢みたいなものだという(涙)。スヤスヤじゃねえよ全然。ていうか、なんだよこの部屋の中を飛び回る気持ち悪い羽音は。ぶーーーーーーーーーーーん。ばちっ。イダッ! ぶーーーーーーーーーーーーん。

 
ぎょわーーーーーーーーーーーーーっっっっっっっっ(号泣)!!!

 巨大な羽音とともに比較的質量のありそうな物体がオレの背中にぶつかりはね返っていったので見てみると、親指大でジャングルサイズの
クマンバチであった。
 おををを……(涙)。ち、違う、
あんたがオレの縄張りを犯してるんだからねっっ!!! オレがあんたの巣に入って行ってるわけじゃないでしょっっ!!! だからお願いだから刺さないでよっ!! 昆虫図鑑に書いてあるでしょうどういう時に蜂が刺すかってことは!! 蜂が刺すのは、巣に近づいてなおかつ兵隊バチの警戒行動を受けても立ち去らなかった場合のみよ!!! このケースは一般的に蜂が刺すケースじゃないからそこのところを蜂としてちゃんと理解してよあなたっ!! 蜂なんだから蜂らしく行動してねっ(号泣)!!!
 
 オレはブンブンの天井付近をブンブンと飛ぶ蜂蜜製造注射マシンに怯えながら、パンティーをはきズボンをはきTシャツを着るとミニリュックに荷物を詰め始めた。……出かけるのだ。パソコンは置いて行く。持って行くのはマキロンと、水と非常食とトゲ抜きとムヒと懐中電灯と傘と。そして体中に蚊よけスプレーを噴射。大きいバックパックはチェーンロックでベッドにくくりつける。
 さて、今日は、森の中を4kmほど歩いて、中心部の村・クアラタハンまで行く。そこまで行かねば、食料が無い。そして迎えのボートを頼むことも出来ない(バックパックを背負ってはとても村まで帰れないので、迎えのボートがいるのだ)。よって、小さいリュックだけを抱えて今から村に向かって単身進むのである。たいした問題ではない。歩ける道があれば、4キロなんて1時間かからないはずだ。
 「お願いだから帰って来るまでにここから出て行ってよね(号泣)!!」とクマンバチに涙ながらに訴えると、オレは小屋を出た。階段を降り、昨日も通ったジャングルの小道へ。……大丈夫。
根拠はないが、サソリはきっと夜行性のはずだ。そうに決まってる。だって、そうじゃなかったら、困るから(涙)。いやー、それにしても、夜はあんなに怖かったのに、朝のジャングルというのはギラギラと輝く太陽の光もさほど届かずやっぱり薄暗くて怖い……(号泣)。

 片手にはペットボトルの水、片手には武器兼杖兼藪なぎ払い棒兼道に迷った時に倒して方角を占う用の木の枝を持ち、昨夜とは逆方向へ森の中の小道を進む。道といっても、時には1メートルにも満たない、踏みならされているというか落ち葉が少ない部分を
道だと想定して自分を信じて歩くのである。昨日上がって来た波止場を通り過ぎ、今度は川とは反対方向、密林の中へ中へと突き進む。
 相変わらず蚊がオレの周りに密集しており、早く歩いても遅く歩いても目の前を常時5,6匹はインインと飛んでいる。しかしいちいち殺していたらこの地域一帯に蚊は1億匹はいるだろうからキリがないし、虫除けスプレーも装着済みなのでとりあえず無視だ。

 
あいだ〜〜〜〜〜〜〜〜うお〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっ(号泣)!!!

 上の方から垂れ下がっていたツルを目測を誤りよけ損なった瞬間、頭に激痛。ギャッ!としゃがみ込んで頭を押さえてそして頭を押さえた手を見て血がついていないか確認する。ちょっと、ついてた(涙)。
 頭上を見ると、ハリネズミの植物バージョンのような、アフリカで見たことのある
貫通力抜群のトゲをまとった天然の有刺鉄線がぶら下がっていた。危ない……。一応避けようとしていたからまだいいが、よそ見でもしていてハイスピードで突っ込んでいたら何百本というトゲが全身に突き刺さり捕らえられ、身動きが出来ずそのまま命を失ったことだろう。インディージョーンズなどで森の中、ヤブをかき分けていくと突然ミイラ化した死体に遭遇しジャジャーン!と効果音そして登場人物はギャーー!と腰を抜かすシーンがよくあるが、その死体の方にオレがなっていただろう。
 こういう時は、全女バレーで木村サオリンと次世代エースアタッカーの座を争っているオレの長身が憎いぜ……。



 まあなんてトゲトゲしい! 
あなたドSでしょう!!




 しかし、そう考えると一人でここを移動するのは愚かだよな……。途中で怪我をして動けなくなった時に、怪我をして動けなくなったことを認識して助けを呼んでくれる同行者が必要だ。でも、人望が無いから一緒に来てくれるのは蚊くらいなんだもん……(号泣)。

 途中で気持ち悪い水たまりを越えたり、軍手をして木の幹につかまって泥の傾斜を上ったり、同じようにして泥の傾斜を下ってズザザーうわ〜〜っ(涙)!!と尻で滑ったり、そこかしこに生えているトゲのドS植物をなぎ払ったり、まとわりつく蚊の大群にいい加減頭に来て
「ぐおーーー!!!!」叫びながら暴れたりしながら汗だくになり進む。
 …………。
 このペースで4km歩くにはいったい何時間かかるんだ……。
 ジャングルトレッキングといえば、通常はリスやサルなどの小動物を探して楽しんだりするものだが、オレは万が一のことを考えてとにかく急いでいる。わき目もふらず直進しており、とても左右の茂みや木の上を覗いている余裕などない。だって、別にトレッキングをしているわけではないのだから。
必要に迫られて仕方なく移動しているんだよっ。だいいち、動物観察小屋に宿泊した立場であるが、オレはジャングルの動物になど興味はない。あそこに泊まったのは、ただ自分が何物にも動じない勇敢な男だということを証明したかっただけなんだ!! そして見事に証明に失敗したんだっっ(号泣)!!!



ひとことで言い表すと「感染」という言葉が似合いそうな気持ち悪い水たまり






 ん? 目の前の木の根で蠢いているのは……。





 へ、へへへ……。





 
ヘビ〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっ(号泣)!!!
 
うごわ〜〜〜っっ(号泣)!! ついに出たあああああ(号泣)!! ダメっ、ヘビはダメだ〜〜〜〜〜(号泣)! 本当にダメなんです爬虫類はっっ(号泣)!! もう本当にだめなんですっっ(号泣)!!!! やめてとめて誰か助けて〜〜〜〜(号泣)!!!


 …………。


 むむむむむ……?

 ヘビ? 
ヘビじゃない? なに? 慌てずによく目を凝らしてオレたちを見てみろって??


 
のおおおおお〜〜〜っっっ!!! アリ!! アリだっっ!!! アリなら、別に怖くない! なーんだ、アリか。アリならいいや。全然平気だや。踏みつぶしてやるや。脅かしやがってこの微生物が……。オレからすりゃオマエらは微生物なんだよっっ!!!
 でもなぜアリがヘビみたいなの? 
着ぐるみ?
 ということで、ジャングルとはいえ
怖いものなど何一つないオレは驚くほど勇敢にその危険な物体に近づいてみると、地面に這う木の根の上には、何百匹いや1000匹以上のアリが並んで一方向に大移動しており、距離を置くとさながら林を横切る黒いヘビのように見えていたのである。
 なるほど。おまえら、北京オリンピックの開会式を見て自分たちもマスゲームに挑戦したくなったんだな!? 
オレが通るのを見越して、ちょうどいいタイミングでみんなで集まって「ヘビ」を表現しているんだろう?? な〜んだ。そういうことかよ。

 
…………。

 脅かしやがってテメエらっ!!! 一瞬本物だと思っちまったが、やっぱり開会式の花火や口パク少女と同じく偽物じゃねえかっっ!!! 所詮おまえらはいつまでも他国の知的財産を盗み続けるニセモノの存在、ニセモノ国家なんだよっっ(※あくまでもアリ王国に対しての発言であり、中国に対しての文句では決してありません)!!! くらえっ、神の怒りだっっ!! そりゃあ〜〜〜っっ! ドスーン! ぷちっぷちっプチプチプチプチチチチチ……

 …………。
 いえ、みなさん、
殺生などしておりませんよ。誤解してはなりません。私はブッダガヤのお寺で住職のありがたい説教を聞き、それからは不殺生の道を志すことにしたのですから。生き物の命を奪ったことなど、今まで生きて来てただの一度もございませんから。……それでは、せめてジャングルに散った彼らの骸にむけて、読経をいたしましょう。かんじ〜ざいぼ〜さ〜ぎょ〜じんはんにゃ〜は〜ら〜み〜た〜し〜……
 ※冗談です。本当に殺してないです



 …………。



 
うっわ〜〜〜……。
 なんか目を逸らしたい不気味な虫の姿が視界の隅にあるんだけど……。ちょっと。なにそれ。
なにっっ!!!
















 うっわ〜〜〜〜〜〜〜〜(涙)




 見たことのないけったいな長細い虫が、テレビで見たことのあるなにやら大きくて毛むくじゃらな蜘蛛を引きずっている……。
タランチュラ的なものを……。
 あの、そういうのは一般人の僕の前じゃなくて、
昆虫博士とか生物学者とかドキュメンタリー番組のカメラの前でやってくれませんか?? 僕は、そういうジャングル的なものは一切求めてないんですから。ただ村に行って食料とボートの予約をしたいだけなんですよ。激しく驚いて「ウギャーッ、タランチュラだ!!」とか、そういうのはプロの方々がやるものなんですよ。僕には別にカメラマン同行してないでしょ?? その辺よく見てくださいよタランチュラの皆さん(号泣)。



 …………。


 うっわ〜〜〜……。





















 
うっわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜……(号泣)。



 だから、
出て来ないでいいって言ってるでしょうがグロいジャングル生物のあなたっっ!!! なに張り切って登場してるんですかっっ(涙)!!! 久しぶりの通行人でアピールしたいのはわかるけど、僕はアマチュアなんでっっ!! 全然テレビ中継とかされないんですよっ!!! だから今出て来ても注目度は低いんですからっっ!!! 無駄なことはやめて下さいっっ!!!!

 なんだよこいつ……。ムカデにしては全体的にツルンツルンじゃねえか……。気持ち悪い。
気持ち悪いぞおまえっっ!! 初対面だろうがなんだろうが気持ち悪いから気持ち悪いって言ってんだよ!!! なんでそんなに足があるんだっ!! 自慢か? 足の数を自慢するために出てきたのかっっ!! オレは騙されないぞ。どうせまたその足は本物じゃないんだろう!! アニメみたいに、ものすごい速さで足を動かしてたくさんに見せてるだけだろうっっ!!!! そんな子供騙し、子供に通じてもオレには通用しないんだよっっっ!!! だってオレは子供じゃないからなっっ!!






 おや? 













↓拡大















 
ぬお〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっっっっっっっ!!!!!!!!!!

 ヒルがっ!! 
ヒル国務次官補がっ!! スネにかじりついているいつの間にかっっ!!! ヒルが親のスネをかじっているオレのスネをかじっている!!! 吸ってやがる!! 吸ってやがるサラサラと流れる血液を!!! くそ、オレのスネに何をするっ(涙)!!! ウチの大事なスネちゃまに何をするざますかっっっ(目を吊り上げて)!!!!
 
 えーい、その凶行をカメラに押さえてやるっ! パチリ。
 
って写真撮ってる場合じゃねえんだよっっ!!! てめえっ!! ただでは殺さんぞっ!!! 悪党に相応しい死に方を、おまえが想像し得る中で最も恐ろしい死に方をプレゼントしてやるっっ!!! それは何かって? これだよっっ!!!!

 ババーン(右手に塩の小瓶を持って勢い良く前に突き出す)!

 オレがリュックに塩を入れて来たのは、道に迷ったらタランチュラをあぶって塩味にして食おうと考えているからではな〜〜い!! 調味料は調理の時にしか使わないというのは、
おまえのその米粒大の脳味噌にお似合いな短絡的な考えだなっ!!! きっと密林の中で出会うであろうおまえを、即時にカラッカラのミイラにするために持って来たんだよっっ!!!! 見たかこの先見性!!!!

 どりゃ〜〜〜〜〜っっ!!!!

 シャカシャカシャカシャカ……(塩を全体によくまぶします)

 ふっふっふ……苦しめ〜、苦しめ〜〜。
 頭上から全身に思いっきり塩の結晶を浴びたヒル国務次官補は、すぐにビローンと頭をもたげ左右に首を振ってのたうち苦しみ出し、そのままアっと言う間にぺりっとはがれて、干からびながら枯れ葉の中に落ちて行った。
 
がははははっ!!! 思い知ったか!!! というか、なんて気持ち悪いシーンだったんだ……。おえ〜〜〜〜っ。おえっ、おえっ、いっ、いだ〜〜〜〜〜〜〜っっっ!!!! ぐおおおっ!!! なんじゃこりゃ〜〜〜〜っっっ!!! いたっ、し、しみるっ、しみる〜〜〜〜っっっ(涙)!!!!

 くそっ、迂闊だった。
ヒルに血を吸われて出来た傷に、塩がよく染み込んですっげー痛い(号泣)。うう、なんだか傷口に塩を塗られた気分だ……(涙)。
 なんという諸刃の剣なんだろう。やはり武器が強力になればなるほど、その反動も大きいということか。下手したら、
この武器(塩)を使い続けると自分の命を縮めることにもなりかねん。これを使えるのはあと1回……いや、どんなにがんばってもあと2回が限度だ。残り2回だけで、このジャングルを無事に抜けることができるのだろうか……(マンガのような展開)。

 よくテレビで見るジャングルというのは、珍しい鳥がいたりサルがいたり植物があったりとなんだか神秘的なイメージがあったが、実際に自分で歩いてみると、ジャングルは
ただひたすら気持ち悪いものばかりだ(号泣)。
 つづく。



マスゲーム中のアリ。オレは村から離れたジャングルに一人。




今日のおすすめ本は、中南米の旅へ出るきっかけとなった本 決定版 超古代オーパーツFILE (ムーSPECIAL)






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